まずは知ること
以前、精神科の先生の講演に行ってきました。
いま、人口の35人に1人が精神疾患を持っていてこれからは更に増える傾向があるとのこと。
町内に何人かはおられる計算ですが、見た目包帯をしているわけではないので分かりづらい。そして、家族もなるべくなら隠したい。
昔から精神疾患の方への偏見があり歴史から見ても色んな方法で治療を試みたものの虐待としか思えない方法で手探りでやってきたことがわかります。
精神疾患をもつ方への理解がないのは、知らないから怖いのであって付き合い方がわからないのだと思います。
偉そうに言っている私も本で勉強したりドクターと話したり家族の会に参加しても、身近な家族が精神疾患になると遠慮なく気持ちをぶつけてやり合ってしまいます。
振り回されたり、キズついたり、治してあげたいと思って必死になったり家族もかなり大変ではあります。
講座での家族の質問など聞いていると、私が経験した思いなど話されており手にとるように情景が浮かび心が痛かった。
でも本人さんは家族が思うような生活や人になりたいか?と言われるとそうでもない。
家族であっても幸せの基準も自分とは違う。
そう、求めすぎないで、、、
そしてとても生きづらいと感じていることだけをサポートできるといいですね。
これが一番いいのだと、やっとやっとわかってきた感じです。
先日、子供が強迫性障害を持った先生の話をしてくれました。
その先生は20歳ぐらいの時におばあちゃんがとても汚く感じたようです。
今は自分の排便がとても汚く感じて家以外ではできないので学校に来る時は排便を止める薬を服用されているようです。
以前にいた学校でそのことを伝えると同じ教育者達から酷いイジメに遭われて辛い辛い日々をおくっておられたようです。
ここでは内容は控えますが教育者として恥ずかしくないんですか!って言いたい内容でした。
でも子供たちの学校では生徒たちのことを理解してくれる先生でクラスのみんなが大好きな先生❤️
先生の誕生日にクラスのみんなでハッピーバースデーを歌って誕プレを渡したらとても喜んでくださってようで、授業最後の日には沢山のメッセージが書かれたプリントを貰って帰ってきました。
その内容で印象に残ったのは
あんな辛い日からこんな幸せな日がくるなんて
みんなが大好きでみんなのおかげで自分は幸せである
同情じゃなく共感できる優しい人になってください。
子ども達に世の中には色んなことで苦しんでる人がいることを教えてくださっている先生に感謝です。
またこういった病気を抱えても教師として頑張っておられる姿に勇気を頂きます。
ありがとうございます✨
世の中には精神疾患だけではなく発達障害など複雑に絡み合って生きづらさを抱えていらっしゃる方が沢山います。
そのことを理解し助け合える世の中になっていくことを願います。
まず私達が出来ることは知ることから。
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